小児がんとは
小児がんとは小児(15歳未満)がかかる様々ながんの総称です。大人のがんと比べると小児がん患者は少ないですが、それでも毎年数千人の子どもががんを新たに発症しているという現状があります。
小児がんの中には「白血病」など大人もかかるものもありますが、「神経芽腫(神経の細胞にできるがん)」のように大人では稀な種類もあり本当に種類は様々です。ちなみに、小児がん患者の38%が白血病、16%が脳腫瘍、9%がリンパ腫であるという調査結果もあります。また、小児がんは進行スピードが早く、がんが見つかったときには大きな腫瘍になっていることもありますが、その分、化学療法などの治療の効き具合も高いと言われています。
それでは治療は簡単ではなく、年単位での治療になっていきます。そうすると、家庭への経済的負担や子どもの学業の遅れ(*1)なども問題とされています。
(*1)一般的に院内学級に行くことになりますが、それでも遅れは生じてきます。
兵庫子ども支援団体では、このような小児がんの現状などを多くの方々に知っていただくための啓発活動などに取り組んでいます。
小児難病について
現在、我が国で小児慢性特定疾患として指定されている疾病の数は704あり、その中には前述の小児がん(白血病等)も含まれています。